菜の花の見頃は東京周辺では3月中旬~4月初頭です。

開花時期の見極めが難しいサクラに比べ菜の花は開花期間が長いので、自然派の外国人観光客に春の観光スポットとして菜の花畑をおすすめできます。

菜の花は日本の春をイメージさせる花。里山のたもとで黄色に染まった菜の花畑は、華麗に咲き誇る桜とはまた違う春の情景として心に映ります。菜の花の見頃は東京周辺エリアでは3月半中旬から4月初頭です。この時期には千葉の房総エリアで多くの菜の花畑に出会えます。なかでもローカル電車「小湊線」と「いすみ線」が走るエリアは菜の花の名所です。

小湊線(こみなとせん)

小湊鉄道線は千葉県の房総エリア中部を走るローカル線です。総運行距離は約39Km。五井駅と上総中野駅(かずさなかの)区間を結んでいます。東京からさほど遠くない場所でありながら田園風景が今も残る路線であり、カタコト走る小さな電車とひっそりとたたずむ小さな駅舎が、故郷を思わせる風景として訪れる人を魅了しています。

始発の五井駅から終点の上総中野駅までの乗車時間は約1時間で、菜の花畑のビューポイントは「里見駅」と「養老渓谷駅」の区間です。五井駅を出発して30分ほど経過すると、車窓から菜の花畑が広がります。

五井駅から30分ほどの7つ目の駅「上総牛久(かずさうしく)駅」からは観光電車(トロッコ電車)が運行しています。(事前申し込み・トロッコ整理券購入が必要)。黄色に輝く一面の菜の花の中をトロッコ電車はゆっくりと通り抜けます

行き方:東京方面(秋葉原)から五井駅へ(低運賃での行き方)
秋葉原からJR総武線で新小岩駅へ行き乗り換え。新小岩駅からJR総武線快速・君津行きに乗り五井駅で下車。(所要時間約1時間10分。運賃990円)

*小湊鉄道の五井駅から養老渓谷までの乗車時間は1時間強。(片道運賃1280円)乗り降りを何度もするなら1日乗車券(2000円)の購入がおすすめ。

関連情報ウェブサイト

小湊鉄道
http://www.kominato.co.jp/

トロッコ電車
http://www.kominato.co.jp/satoyamatorocco/

養老渓谷観光協会
http://www.youroukeikoku.com/

 いすみ線

いすみ線は房総中部と外房を東西に結ぶ全長27kmほどのローカル線です。沿線には菜の花が見られる絶景ポイントが続きます。いすみ線には桜も多く、菜の花が敷き詰められた桜並木をくぐりながら電車はゆっくりと走ります。

いすみ線が運行する区間は始発駅の大原駅と終着駅の上総中野駅(かずさなかの)の間、乗車時間で約1時間の距離です。

上総中野駅からは小湊線と接続しています。なので、小湊線で五井駅から上総中野駅まで行き、そこから更にいすみ線に乗車という流れでも電車からのお花見が満喫できます。

外房方面からの乗車は、まずはJR外房線で大原駅へ行き、そこからいすみ線に乗るというルートとなります。終点の上総中野駅から小湊線で五井駅に向へば房総半島を西へ向かって横断できます。

行き方:千葉駅から大原駅へ(低運賃での行き方)
千葉駅からJR外房線・安房鴨川行きで大原駅へ。(所要時間約1時間10分。片道運賃990円)

*大原駅から上総中野駅までは乗車時間は約1時間。片道運賃730円。

関連情報ウェブサイト

いすみ鉄道
http://www.isumirail.co.jp/

 千葉県公式観光サイト ちば観光ナビ
https://maruchiba.jp/index.html