東京駅は巨大なハブステーション。電車とバスで東京と日本各地を結んでいます。多くの路線が交わるターミナル駅であるとこに加え、全長335mの駅ビルは複合施設にもなっていることから、初めての利用者は迷いがちです。

東京駅ビルは複合施設。様々なショップ、レストランが軒を連ね、ホテルもあります。

東京駅の駅ビル地下と1階にはショッピングモールとレストラン街がいくつかあります。弁当販売店、居酒屋、ラーメン街、ビューティサロン、歯科クリニック、郵便局、靴の修理ショップ、マッサージ店、ドラッグストア、スマホショップなどがあって便利です。

いずれのモールも同じビル内にあるものの、改札の内側と外側にあるというのが覚えておきたいポイントです。改札の外側のモールは誰でも利用できますが、改札の内側は電車を利用する乗客のみが利用できます。モールにある店を利用する際は、改札の内側か外側か先ずは場所のチェックを。改札を出てしまってから、目指すお店は改札の内側だった、などということになりかねません。駅構内にはインフォメーションセンターがあるので、不安なら場所を尋ねてみてはいかがでしょうか。

6つの出口が2グループ「丸の内側」・「八重洲側」で分かれています。

東京駅の西側にある3つの出口は、丸の内エリアに面している「丸の内」側の出口になります。東京駅の西方向にある皇居は、以前は江戸城があった場所であり、丸の内は城内の一部でした。

東側の3つの出口は八重洲側の出口です。日本橋エリアへの玄関となっています。「八重洲」という名称は航海士で貿易商だったオランダ人のヤン・ヨースデン(1556–1623)の名前が由来しています。現在、八重洲口がある付近にヨースデンの邸宅があったことから命名されました。

西側から東側へ駅を抜けるのはなかなか大変。

 改札を通らず駅を通り抜けることはできません。かといって、改札を通ると運賃の支払いが発生する状態になってしまいます。スイカやパスモで使い同じ駅で改札を2回通ろうとすると、警告音が鳴って窓口での入場料支払いを求められます。

西側から東側へ抜けられる通路は一か所のみ。

駅の北側に「北自由通路」という通路があり、ここが改札を通らずに東西の出口へ抜けられる唯一の通路となっています。ただし、駅の端にあるのでぐるっと遠回りして通り抜ける形にはなります。

皇居、日比谷公園、銀座、日本橋といった人気スポットに近い東京駅。利用の際には、行き先に近い出口をチェックしてから改札を出ることをお勧めします。出口を間違えるとかなり遠回りになります。

バスターミナルも駅の西側と東側に分散しています。

バスターミナルは丸の内側と八重洲側の両側にあり、互いに簡単に行き来できる距離にありません。東京駅発のバスを利用する場合、利用するバスの発着場所を調べておくことをお勧めします。

*エアポートバスは八重洲側にあるバス停から発着します。

*JR高速バスのバスターミナルは八重洲側にあります。

*都バスは両側にあります。
バス停A:錦糸町、荒川土手 方面
バス停B:晴海、東京ビッグサイト(お台場)、豊海水産埠頭 方面
バス停C:東京ビッグサイト(お台場)、深川車庫、南千住 方面

観光案内所は3か所あり。

TIC TOKYO (Tourist Information Center Tokyo) operated by Mori Trust Hotels & Resorts Co., Ltd.
最寄りの出口:日本橋口 (丸の内トラストタワー内)
https://www.tictokyo.jp/

JR東日本トラベルサービスセンター 
最寄りの出口:丸の内北口(構内)
http://www.tokyoinfo.com/access/jretsc/

Tourist Information Center (TIC) by Japan National Tourism Organization
最寄りの出口:丸の内西口(Kitteビル内)
http://www.jnto.go.jp/eng/arrange/travel/guide/tic.html