日光の紅葉シーズンについて

外国人ユーザー向けの記事(日本語版)です。
日光エリアの標高は600~1400メートと幅広く、紅葉のベストシーズンはエリアごとに時期が変わります。


秋の訪れとともに、カラフルに色ずく紅葉を見に観光地へと足を運ぶ - 紅葉狩りは季節感のある日本ならではの旅の楽しみです。東京からアクセスしやすい東京周辺エリアには人気の紅葉スポットが多数あり、特に名所として知られる日光周辺エリアは見頃のベストシーズンに多く観光客で賑わいます。

日光は徳川家ゆかりの歴史深い地区はもちろん、迫力満点の滝が点在する景勝地やハイキングが楽しめる国立公園があり、その魅力は多岐にわたります。秋となれば木々の華やかな色彩がさらに魅力を際立たせ、日光を訪れるなら秋がベストシーズンといえそうです。

日光エリアの標高は600~1400メートルと幅広く、見頃のベストシーズンはエリアごとに違いがあり、紅葉を楽しむなら行先の見頃に知った上で訪れたいところです。また、日光は日本有数の紅葉の名所だけあって混雑することでも有名。そこで、日光エリアの紅葉の見頃シーズンを観光のポイントとともにまとめてみました。

日光の紅葉シーズン

見頃の季節は変動し、必ずしも毎年同じとはならないので、あくまで例年の目安としてください。

見頃の時期をエリア別で区分しました。区分はこちらのページに記載があるエリア区分がベースとなっています。
https://tokyo.digi-joho.com/trips-excursions/tokyo-surroundings/91-nikko-areas-attractions.html

1. Historic Area 歴史地区
11月上旬
日光東照宮にある「五重塔」は、標高630~640m(2066- 2100 ft)の場所にあります。東京ならスカイツリーの頂上と同じ高さです。東京都心の紅葉シーズンは、通常12月の上旬なので約1ヶ月ほど早く見頃の季節が訪れます。

2. Chuzenjiko Lake Area 中禅寺湖(ちゅうぜんじこ) エリア
10月上旬から10月中旬
中禅寺湖は標高1,269 m(approx.4163 ft)の場所にあるカルデラ湖です。日本で一番高いところにあります。

歴史地区の方面から中禅寺湖方面へと向かう山道は「いろは坂」と呼ばれています。
歴史地区から中禅寺湖へはこの道路しかないことから、いろは坂は大変混みあう事で有名です。

いろは坂は一方通行となっており、歴史地区方面から中禅寺湖へつ向かう道は第二いろは坂です。道中には華厳の滝と中禅寺湖が見渡せる明智平ロープウェイがあり、ロープーウェイの駐車場待ちも渋滞の一因となっています。

渋滞を避けるのは難しいですが、少しでも混雑を避けるためには、できるだけ土日を避け、朝早く行動することがおすすめです。

3.Senjogahara Area 戦場ヶ原(せんじょうがはら) エリア
10月上旬から10月中旬
おおよその標高で1,390m(approx.4560 ft)から1,400m(approx.4593 ft)の場所にあります。戦場ヶ原には幾つものハイキングコースがあり、紅葉の季節以外でも訪れたい場所です。紅葉よりもウォーキングが目的なら夏に訪れる方がよいかもしれません。

4.Yumoto Area 湯元(ゆもと) エリア
10月上旬から10月中旬
奥日光湯元温泉は標高が約1,600m(approx.5250 ft)と夏でも冷涼な地域にあります。標高が高い分、秋の訪れは早いです。

5.Nikko Kinugawa Onsen Area 鬼怒川(きぬがわ) エリア
11月上旬
鬼怒川エリアにある温泉リゾート地は、歴史地区とほぼ同じ時期に見頃を迎えます。
歴史地区を散策したり、近くの龍王峡でハイキングと合わせて温泉での癒しに滞在してはいかがでしょうか。

6.Kirifuri Area 霧降(きりふり) エリア
10月中旬から下旬
歴史地区の北方面にある高原です。滝が多い地域です。いろは坂と比較すると混雑はやや少ないです。